アカデミー賞について

おはようございます。昨日はお休みだったので、家でじっくりテレビを見ていました。

この時期、恒例の本家アカデミー賞を朝からじっくり見てしまいました。

今年も話題作揃いで、作品の公開がとっても楽しみです。

マットデイモンの「オデッセイ」は今週鑑賞する予定です。楽しみです。

まず、デカプリオが主演男優賞を取れて、良かったです。思わず拍手でした。

五回目のノミネートで、この栄誉に輝きました。予告編を見た限りでは

かなりハードな撮影でマイナス30度の世界で撮影を行なったそうで

今まで一番きつかったようです。四月の公開予定だそうです。

日本に関する話題と言えば、短編映画の作品の紹介の処で、プレゼンターいわく

短編映画の製作者は、今夜出席の俳優さんとか、製作者と異なり、

短編映画は利益がなく、もともとあまりお金が無いから

車のリムジンではなく、ホンダシビックで、帰るんだと言ってました。

シビックが、アメリカの庶民の車の代名詞になっている事に、とっても嬉しく感じました。

それから、レディーガガが、学校内の性暴力の根絶を訴えて、ピアノを弾いて

歌っていましたが、そのピアノには、ヤマハのマークが入っていました。

日本を好きな、ガガらしい選択をしてくれて、感謝です。

ガガも、サバイバー(被害にあって、それを乗り越えた人)と公表しています。

とっても、勇気がいる事です。

今回、スパイクリー、や、ウイルスミスが、黒人のノミネートがないと反発し

ボイコットを表明して、話題になりました。

アメリカの人種問題は、根が深く、依然として、アメリカの社会問題のひとつです。

アカデミーだけの問題ではなく、アメリカ全体の問題でもあるようです。

黒人だけではなく、ヒスパニック系や、アジア系にもあるという事が言われています。

司会のクリスロックも、ブラックジョーク炸裂でした。

クリスロックも、もう51歳になったそうです。リーサル・ウエポン4にも出演していましたが

少しも変わっていませんでした。

マダガスカル2に出てくるシマウマの声優(日本の吹き替えではなく)もやっています。

コメディアンの才能ばっちりで、面白かったのを覚えています。

司会もノリノリで相変わらす、きわどいジョークを飛ばしていましたね。

作曲賞を受賞したエンリオ・モリコーネは、感動でした。プレゼンターのクインシージョーンズとの

抱擁はおもわず涙が出てしまいました。

エンリオ・モリコーネと言えば、マカロニウエスタンの音楽は、ほとんどこの方が

作曲していました。かなりのお年ですが、頑張っていますね。おめでとうございます。

作品賞の「スポットライト 世紀のスクープ」は、今アメリカで問題になっている

聖職者の児童虐待をテーマに掲げた映画で、アメリカの社会問題を取り上げています。

アカデミー賞は、その年の社会問題をテーマにした物が、作品賞をとる傾向が強く

アメリカの社会問題を、取り上げて、全世界に公表しています。

これが、アメリカの持っている凄い所で、日本はとても真似が出来ません。

ハリウッドの影響力は絶大で、しかも彼ら、彼女らはステージで堂々と自分の

主張を発言します。デカプリオも、しっかり環境破壊を警告していました。

彼は普段はプリウスに乗っているそうです。感心しますね。

壇上のスピーチでは、必ず家族への感謝を伝えます。あれはとっても好きです。

先日、ビートたけしが、日本の映画は、エンタテイメントの要素が強いとの

意見を言っていましたが、日本アカデミー賞の表彰式と本家の表彰式の

作品等を見て、私も同じ意見です。もっと頑張ってほしいと思います。

私が幼い頃から(小学校4年頃)、親父に映画に良く連れて行かれて、

ジェリールイスや、ジョン・ウエインの映画を見ました。

ジェリールイスの底抜けシリーズは、子供心に面白いなと思いました。

その影響で、なぜかほとんど洋画を鑑賞します。邦画はほとんど見ません。

制作費が格段に違いますから、無理からぬ事ですが

日本映画も、頑張っていただきたいと思います。

日本映画も、もう少し、現代史を掘り下げて歴史の検証をして行くと

映画の質も、歴史に対する問題提起も出来るのではないかと思います。

宮崎駿が、堀越次郎をテーマにした様に、日本の航空史にスポットを当てて

YS11の開発にまつわる色々な政治の動きとか、堀越の部下であった、東條さんの

生き様と家族の関係、当時の日本主要企業の考え方、それを

取り巻く日本のジャーナリズムの意識とか、戦後の近代史には、面白い話題が

たくさんあると思います。政治の暗部もあるかと思いますが

それを明らかにしていくのが、映画の役目ではないかと私は考えます。

宮崎アニメは、必ず鑑賞する邦画です。あのアニメを実写にしたら、

凄い事になるのでしょう。でも、そうなったら、必ず見に行きます。

映画は夢を与えてくれます。そして人間の持っている感情も赤裸々に

表現してくれます。現代の映画は、人間の持っているすべての本質を

さらけ出していると感じます。すごい事です。

昨年の「セッション」は、指導と狂気との紙一重の感じや、受け取る方の

気持ちなど、見終わった後に、疲れがどっと出ました。

映画って素晴らしいと感じた時間でした。

また、今年もいっぱい感動出来そうで、たいへん楽しみです。

では、今回はこのへんで・・・・・・・・・・・・泉

追伸

マッドマックスの感想は次回書きます!