NHKのプロフェッショナルを観て

こんにちは 昨日はお休みだったので、ゆっくりテレビを見ていたら、プロフェッショナルが始まったので、好きな番組でもあり、観始めましたが、あまりの面白さに見入ってしまいました。介護施設経営者加藤忠相さんの生き様でした。施設でお預かりしているお年寄りはほとんどが痴呆症、アルツハイマーの方々で、そういうお年寄りと、どの様に接していくか、とても勉強になりました。痴呆の症状は大変多様で、接し方も大変ですが、その方の生い立ちやら、職業で、その人の生きがいを見つけていく方法で、痴呆の症状が改善する方法です。その場所で自分が必要と思う事で、自分が安心して居続けられる場所を見つけられる方法です。うまく説明出来ませんが、色々な手段で、その人の居場所を探します。しかも、絶妙な距離感で、接します。加藤さんだけでなく、ほかのスタッフも阿吽の呼吸で、心を込めてお年寄りに接しています。認知症だからといって、特別扱いしていません。その人が出来る仕事をどんどん与えています。園芸の経験がある人には、剪定ばさみを持たせて、樹木の手入れを手伝わせています。「人がやりたいと思う心も支えてこそ介護」という言葉が心に刺さります。居場所があってこその人間だと思います。会社も同じ事で、一人ひとりの居場所があってこそのやりがいです。やりがいと居場所を作ってあげるのが経営者の仕事だと思いました。お年寄りでなくても、人はすべて自分が必要とされている事が生きがいとなります。年をとると、脳の海馬が衰えて扁桃体が敏感になって、好き嫌いが激しくなるようです。そしてみっともないからと言って、社会から、切り離す事が余計に病状を悪化させる事になるようです。そうした事のないように社会との関わりを保ちながら、改善させる方法だと思います。思いを伝えて信頼を作る。営業とお客様も同じ事が言えます。安い値段で競争して、敗れても安い店しか残らないかといえばそうとは限りません。現実に多様化してお店は現存します。価格だけでは、無い、他の何かによって、お店とお客様、営業とお客様が信頼で結ばれています。その信頼をより強くする事によりお互いが安心して日常を送れると思います。こんな小さな会社ですが、お客様の信頼の上に立って、成り立っている訳で、更なる信頼の構築に努力が必要だと感じています。従業員との信頼も同じように重要です。とても良い物を観させていただきました。皆さんも、機会がありましたらご覧になってください。きっと何かを学べると確信します。