長のお休みを頂き申し訳ありません。

こんにちは 二月最後の日に雨になってしまいました。久々の本格的な雨で、大地が潤い、春の息吹を助長する雨になってほしいと思います。最近始まった花粉の鎮静化にはありがたい雨ではないかと思います。本当に時間を空けてしまい、申し訳なく思っています。二月も今日で終わりですが、二月は結構忙しく、マレーシア旅行があったり、虚空蔵山の大祭があったりしてあっという間に過ぎてしまいました。私の中では、虚空蔵さんのお祭りが春を感じさせる行事になります。もう一つ、映画のアカデミー賞が春を感じる基準の一つとなります。二月はバレンタインがあったりして、短い一か月でありながら、大きな行事が多くあり、大変です、などと言い訳をしております。加えて、ホンダの静岡県ミーティングなどがあり、私的な病院通いも重なって忙しい日々を過ごしました。マレーシア旅行は、まだ整理出来ていませんので、少しお待ちください。記憶が薄れる前にはご報告が出来ると思います。

今回話題にしたいのは、アカデミー賞の事です。アカデミー賞の授賞式は毎年観ていますが感動的なシーンが一杯で、アメリカの映画人がこの賞に対しての、尊厳や偉大さを感じます。今年は何故か司会者が不在でしたが、アメリカの映画人が、政府に対するブラックジョークが実に面白く的確であるのがたまりません。この根底には、第二次大戦後の俳優や、映画製作に関わった人たちへの共産主義者の排除、いわゆる赤狩り、レッドパージが基になっています。アメリカ議会に対しての意思表示なのです。いまでも色濃く残っている人種差別の問題や、移民の問題など、アメリカの今抱えている問題を、見事に映像化してくれます。それがハリウッドの大きな魅力の一つなのです。ハリウッドの映画を観ると、アメリカが今抱えている問題を映し出してくれます。トランプ大統領の女性差別の問題などに、女優陣は即座に反応を示しました。今年の作品賞のノミネートの中の「ローマ」などは、メキシコの移民の問題や、国境の壁の問題を見事に映し出しています。作品賞の「グリーンブック」は今なお存在する人種差別の問題を描いていますし、「ボヘミアンラプソディー」は同性愛の問題を描いています。なんと偶然にも「ボヘミアンラプソディー」はマレーシアからの帰りの飛行機の中で観る事が出来ました。字幕スーパーはありませんでしたが作品の感動は十分に伝わってきました。特にラストのコンサートの模様は、涙が止まりませんでした。他のノミネート作品で、これは何かでノミネートされるであろうと思った作品の中で「ある女流作家の罪と罰」も帰りの飛行機の中で、観てしまいました。この作品は主演女優賞と、助演男優賞にノミネートされていました。これも字幕スーパーがありませんでしたが、何となく理解出来ました。この作品は日本での公開は無いようです。とても惜しまれます。ボヘミアンは来週にも見に行きたいと思っています。とても楽しみにしています。アカデミー賞のもう一つの魅力は、受賞者のスピーチです。あの短い時間の中で、とても感動的なスピーチをしてくれます。俳優である事は理解しているのですが、それ以上の感動を与えてくれます。日本アカデミー賞も観ますが,あまり感動的なスピーチは聞く事がありません。日本人は慎み深い性分なのだと理解しています。アカデミー賞に登場する俳優や、関係者は表現力の豊かな方が多く、それが映画を面白くしたり、感動させてくれる原動力になっているのだと思います。私の洋画人生はジェリールイスの底抜けシリーズから始まって、ジョンウエインの西部劇、荒野の七人、アラモ、史上最大の作戦、ニューシネマパラダイス、未知との遭遇、ジェームスボンド、スターウォーズ、と続いています。これからも洋画を中心に観つづけて行きたいと思っています。ジェリールイスの映画は、親父と一緒に見た記憶があります。映画好きなのは、親父の影響が大きいと感じます。父親に感謝です。

なるべく早くマレーシア報告をまとめます。本日はこの辺で・・・・・・・泉